日本貸金業協会の報告書からお金を借りている人たちの傾向を紐解いてみたいと思います。
まず、日本貸金業協会とは?
平成19年12月に設立された内閣総理大臣の認可を受けた法人で、お金を借りる人たちの利益や保護、健全な貸金業界の運営にに向けた活動
を主としている協会です。
因みに、貸金業者の登録があるかないかの検索をすることもでき、悪質な業者であるかを確かめることもできるようです。
貸金登録業者検索
では、年収別にどんな方々がお金を借りているのでしょうか?
年収別
・年収100万未満: 5.6%
・年収100万以上〜 300万未満: 29.1%
・年収300万以上〜 500万未満: 34.3%
・年収500万以上〜1,000万未満: 22.1%
・年収1,000万以上: 5.2%
借入先
・消費者向け(無担保)貸金業者:58.4%が年収400万未満
・消費者向け(担保) 貸金業者:47%が年収400万未満
・事業者向け 貸金業者:61.3%が年収400万以上
・クレジットカード、信販会社:49.4%が年収400万未満
・リース・証券会社・他:88.9%が年収500万以上
借入先では、無担保の消費者金融会社が年収により違いはあまりみられません。
年収400万円を超えてくると事業者向けの貸金業者やリース、証券会社を多く利用しています。
年収に関わらず全体的にバランスよく貸し出しているのがクレジット会社や信販会社です。
また、1,000万以上の方は担保ありの消費者向けの金融会社からの借り入れが多いのも特徴です。
雇用形態では、正社員である給与所得が半数を超え、以下は契約・派遣・パートアルバイトの方が2割弱、自営業の
方が1割弱という結果となっています。
年収により借入先が違うのは、借りる額の違いなどもあるかと思いますが、住宅など
大きな買い物をする場合には低金利の金融機関を選ぶのは当然ですね。
クレジットカードは誰もが最低1枚は持っている時代。
お手軽さもありますが、消費者金融会社で
思い切って借りるという意識に比べたら身近すぎて知らないうちに金利利息を払っているという
方も多いのではないでしょうか。